現代の家づくりでは、家族それぞれのプライベートを確保しつつも、
「どこかお互いの気配を感じられる」距離感が非常に重要だと考えます。
私たちが目指すのは、ただ部屋を繋げるだけでなく、家族の「心」が自然と通じ合う豊かな暮らしです。
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「繋がり」をデザインする3つの要素
家族の心地よい繋がりを生むために、私たちが特に意識している3つのデザイン要素をご紹介します。
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1.空間をゆるやかに繋ぐ「縦の広がり」
リビングの一部に吹き抜けやスキップフロアを取り入れることで、空間に立体的な繋がりが生まれます。
・吹き抜け
1階と2階の間に視線や声が届き、キッチンにいながら2階で遊ぶお子様の気配を感じられます。
・リビング階段・スケルトン階段
家族が必ずLDKを通って自室へ向かうため、自然と顔を合わせる機会が増えます。
特にガラス手すりや鉄骨のスケルトン階段は、圧迫感がなく、空間全体を繋ぐ美しいデザイン要素になります。
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2.「居場所」を感じさせる開かれた場所
完全に仕切らない「開かれた空間」は、家族が互いの存在を感じながらも、それぞれが別の活動に集中できる絶妙な距離感を生み出します。
・小上がりや畳コーナー
リビングの一角に設けることで、段差によって空間を分けつつも、LDKの一部として活用できます。
・カウンター・スタディスペース
家族みんなで使える共有のワークスペースやカウンターを、リビングや階段の近くに設けることで、一緒にいる時間を共有できます。
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3。外の自然と繋がる「開かれた窓と庭」
家の中だけでなく、心地よい自然とも繋がることが、暮らしの豊かさを深めます。
・ウッドデッキや中庭
リビングからフラットに繋がるウッドデッキは、家と庭を一体的な空間にし、セカンドリビングや子どもの遊び場として機能します。
・窓の配置
視線を遮りつつ、光や風、緑の借景を取り込む窓の配置は、プライバシーを守りながらも「外」との繋がりを演出します。
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心地よい繋がりが生む、暮らしの豊かさ
私たちが考える「心地よい繋がり」とは、家族がいつも監視し合うような密着感ではありません。
それは、「必要以上に干渉しないけれど、いつでもお互いの存在を感じられる安心感」です。
朝、キッチンで作業をしている時。 帰宅して、リビングのソファでくつろいでいる時。 リモートワークで集中したい時。
家の中のどこにいても、家族の気配や、風の通り、光の変化といった「心地よいゆらぎ」が、暮らしの安心感と豊かさを育んでくれます。
ABI-HAUSでは、お客様のライフスタイルやご要望を丁寧にヒアリングし、
ご家族だけの「心地よい繋がり」をデザインした住まいをご提案しています。



